水瓶座

【 水瓶座 】〜 一般的な占星学・人智学・秘教占星学における黄道十二宮の星座(3)〜

この記事のシリーズは、黄道十二宮の各星座の概要を(1)一般的な占星学 (2)人智学 (3)秘教占星学の3つの視点でまとめたものです。

 

 

1. 一般的な占星学における水瓶座

 

1-1. 象意

人道的、独創的、自由奔放、普遍性、博愛、改革、突飛、反社会、クール、科学的、電気、等々

 

1-2. 基本データ

● 標準期間 : 1月20日〜2月18日

● キーワード : I know 私は知る(認識)

● 二区分 : 陽

● 三区分 : 不動(フィックスド)

● 四元素 : 風

● 四機能 : 思考

● 二十四節気 : 大寒・立春

● 体の部位 : ふくらはぎ(第二の心臓)

 

1-3. ディグニティ(品位)

● ルーラー(支配星) : 土星・天王星

● エグザルテーション(高揚) : なし

● デトリメント(障害) : 太陽

● フォール(転落) : なし

 

2. 人智学における水瓶座

 

2-1. 人智学における時代区分

人智学においては、水瓶座が春分点にあるのはポスト・アトランティス第六期(AD3573〜AD5732)のことです。いまから1500年以上先の未来です。

この時期は第六文化期、または、ロシア文化期と呼ばれています。

この第六文化期には、道徳に関する明確な感情が生まれるといいます。現代は知性的で不道徳的、または、知性的ではないが道徳的、という生き方が可能です。しかし、第六文化期においては、これが不可能になります。どういうことかといえば、不道徳的な人間の知的能力はどんどん退化するということです。

その時期、私たちは善には快を感じ、悪には不快を感じるようになるといいます。

 

2-2. 人智学における世界観

人智学によると水瓶座は「神霊主義」という世界観で私たちを照らします。

神霊主義とは「存在は活動的である」とする世界観で、「世界のなかに精神を承認するが、精神が単数か複数かは不明瞭」です。

 

2-3. 人智学における星座の気分

   水瓶座

境界のあるものよ、境界のないものの犠牲になれ。

境界を失うものよ、

深みにおいて、自身の境界を築け。

流れのなかで高まり、波として流れつつ、みずからを保ち、

生成のなかで存在へとみずからを形成せよ。

境界のないものよ、みずからの境界をつけよ。

ルドルフ・シュタイナー「瞑想と祈りの言葉」

 

3. 秘教占星学における水瓶座

アリス・ベイリー著「秘教占星学」より水瓶座に関する御教示を引用します。

 

3-1. 水瓶座の支配星(ルーラー)と光線

● 顕教ルーラー:天王星・第7光線・関係する星座はなし

● 秘教ルーラー:木星・第2光線・関係する星座は獅子座

● ハイラーキールーラー:月・第4光線・関係する星座は蠍座

 

・顕教ルーラーとは、普通の人間に関する支配星(伝統的な占星学における関係)

・秘教ルーラーとは、弟子とイニシエートにおける支配星(伝統的ではない占星学における関係)

・ハイラーキールーラーとは、ハイラーキーに関係するルーラ(伝統的ではない占星学における関係)

 

3-2. 水瓶座のデカネート

● セファリアル : 金星・水星・月

● アラン・レオ : 土星・水星・金星

 

3-3. 水瓶座についてのジュワルクール大師の教え

 

この星座はこの時期、私たちの太陽系にとって極めて重要な星座の一つである。

というのは、私たちの太陽系が急速に入りつつある宮であり、その影響力は勢いを増しつつあり、十年が過ぎ去るごとに力を増しているからである。

(上巻・P161)

 

この宮の基調は数にして三つあり、理解するのは非常に容易である。とは言え、逆転した車輪において調子が感知されるときには、実証することが極めて困難である。

三つの基調とはーー

1 低位我であるパーソナリティーへの奉仕。それはやがて人類への奉仕へと変性される。

2 表面的な利己的活動。それは、ハイラーキーのために活動的になろうという深く活発な意図へと変性される。

3 自我意識的な生活。それは最終的に感性豊かな人道的認識へと変性される。

(上巻・P161)

 

獅子座と水瓶座(これらは反対極にある)の相互作用が進むにつれて、すべての特質が深みを増し、表面的なものは姿を消し、ーー逆転した車輪においてーー獅子座の強烈な自我意識が水瓶座のグループ意識へと拡大する。

個が普遍になるのである。

孤立した分離的な人間が活動と認識において人類になるが、それでも自らの個性は失わない。

彼はもはや単に、個人的な自己中心的で分離的な人間ではなく、全体のために自らの個人的なアイデンティティーを失う人類そのものになるが、その霊的なアイデンティティーは保ち続ける。

彼は自身への奉仕から世界奉仕へと進むが、第三イニシエーションを受けるまでは、常に個別化された神の子である。

(上巻・P162)

 

水瓶座の一般的な人間の場合は、すべての陶器を窓辺に並べ、その窓の後ろの部屋にはほとんど何もないということがよくある。

秘教的に見ると、発達した水瓶座の人間は自分が持っているものすべてを水瓶に入れ、それを奉仕に蓄えて、必要を満たす要求があったときには無料でそれを提供する。

(上巻・P162)

 

水瓶座の支配星は特に興味深い。それらは効力のある惑星グループであり、第七光線、第二光線、第四光線の影響力をもたらす。

(中略)

第七光線は、主要な相反する対をなすものーー霊と物質ーーを物質界での表現へともたらし、それらを互いに関係づけ、やがて一つのものとして機能する全体を生み出す。

第二光線は、表現と霊的な意識を魂に与え、愛と知恵を地上に流出させる力も与えるが、第四光線は奉仕領域と目標を達成する方法を示す。

これは、調和を達成することであらゆる真の人間の性質を表現するための衝突と苦闘に満ちた方法である。というのは、第四光線と第四創造ハイラーキーは本質的に真理の一つの表現だからである。

(上巻・P163)

 

逆行する車輪において土星の影響力は山羊座で使い尽くされ、人はそのときカルマから自由になり、どのような機会の提示も必要ではなくなる。

というのは、彼は自由なイニシエート、つまり真の親方(マスター・メイソン)であり、自身の考えや利己的な欲求によって妨げられたり引き戻されたりすることなく、世界奉仕を進めることができるからである。

(中略)

彼は望ましい変化を引き起こし、人類の魂がもっと自由に表現されるのを手助けする新しい状況を生み出す。

(上巻・P164)

 

稀な少数の人々の場合、魚座において三つの十字架での人生経験の頂点を極め、世界救世主になる。

(中略)

しかしながら、世界のイニシエートたちの大多数は、水瓶座において経験の頂点に達し、解放された世界奉仕者になる。

彼らは、この周期における自分自身のさらなる進歩すべてと自分自身の霊的な熱誠の満足に背を向け、生命の水を人類に運ぶものになり、ハイラーキーの列に加わる。

(上巻・P167)

 

水瓶座の人間はグループ奉仕と人類の繁栄に身を捧げる。

例えば、変動の十字架にいる一般的な水瓶座の人間は、忠実な使用人、追従者、企業やビジネスで働く人になり、その制限内に自らの関心すべてを閉じ込め、その仕事の繁栄に自分が持つすべてを捧げる。

不動の十字架では、他者に対するこの献身は世界奉仕になる。

(上巻・P168)

 

水瓶座は血液系とその循環を支配していると言われている。

血液によって生命力が人体全体に分配される。

(上巻・P169)

 

水瓶座において、人はグループ生命、グループの利益、グループに対する自らの個人的な責任の美しさに目覚め、自分の人生を生き、人類への奉仕に献身し始める。

(上巻・P171)

 

真の水瓶座の人間はーー変動の十字架と不動の十字架での適切な経験の後ーーバランス点に到達しているため、水瓶座においては高揚する惑星も減退する星もない。

彼は相反する対をなすもののどちらにも束縛されず、その両方を霊的な目的のために用いる。彼は地と水(山羊座と魚座)のどちらにも妨げられることはない。

(上巻・P173)

 

水瓶座においてイニシエートは、太陽の影響力によって獅子座で達成されたものすべてを完成させる。

(上巻・P173)

 

 

以上で、一般的な占星学・人智学・秘教占星学の視点による水瓶座のまとめを終わります。